パラグライダータンデムフライト離陸と着陸方法

離陸の手順

離陸場所に到着したら、インストラクターがパラグライダーを広げて準備をします。
パラグライダーとパイロットを繋ぐ黒いベルト(ライザーといいます)にカラビナという道具を使い、インストラクターとパッセンジャー(お客様)をつなぎます。
インストラクターが後ろで、お客様が前になります。

スタートの合図で、インストラクターとお客様、同時に斜面の下に向かって小走りで走ってください。
お客様が前にいるので、前にいるお客様がどんどん前に進まないと、後ろがつかえてしまいますので、どんどん進んでください。

そうすると、翼に風が入り、頭上に上がってきます。翼に風が入ると、後ろに引っ張られる場合がありますが、少し我慢して、前に前に進んでください。
翼が頭の上まで来ると、急に前に進めるようになりますので、そこから加速していきます。
加速している最中に、少し浮く感じがありますが、まだ飛んでいませんので、地面から足が離れても走るのを止めず、走り続けてください。
このとき、座り込んだり、ジャンプしたりしないように注意してください。
インストラクターが「もういいですよ」と声をかけるまでは、走り続けてください。

十分地面から離れ、インストラクターが「座りましょう」と声をかけたら、膝を上げてハーネスに座ってみてください。後ろからインストラクターもサポートします。
座れたら、ゆったり大空をお楽しみください。

以上、簡単な離陸方法でした。
続いて、着陸の方法です。

着陸の手順

ランディング場(着陸場)が近づいてきたら、インストラクターが、「お尻を前にずらしてください」といいますので、ハーネスからお尻を前にずらしてください。
ハーネスから落ちそうな感覚になりますが、頑丈なベルトで保護されていますので、ご安心ください。
さらに着陸が近づいてきたら、しっかりと立ち上がった姿勢になってください。
そして、着陸時は、少し前傾姿勢になり、片足から着地して、前に前に走り抜けてください。
両足で着地すると、走れずにその場で止まってしまいますのでご注意ください。
着地前に、両足を前後にして、走る準備をしておきましょう。

フライト中は、ハーネスに座っている状態(ブランコに腰掛けている状態の様)ですが、着陸すると自分の体重が自分の足にのしかかりますので、しっかりご自分の体重を思い出して走り抜けられるように準備をしましょう。

また、風の状況によっては安全に配慮し、座ったまま着陸していただく場合もございますので、インストラクターの指示に従ってください。

以上、簡単なパラグライダータンデムフライトの着陸方法でした。